水産高校を出ても、漁師になったのは自分だけ
河岸さんは、昔から漁師になりたいと思っていたのでしょうか。
親も漁師だったので、子どもの頃から漁師という仕事は身近にありました。
水産高校に進んで、その後も漁師を続けています。
田川漁業に入って8年目です。
水産高校なら、卒業後は漁師になる人も多いのでしょうか。
いや、そうでもないですね。
自分の時も同期が8人くらいいましたけど、実際に漁師になったのは自分だけだったと思います。
水産高校に行ったからといって、みんな漁師になるわけではないです。
その中でも河岸さんは海の仕事を選んだ。
地元で働きたいというのもありましたし、自分には漁師が合っていたんだと思います。

一人の仕事ではなく、みんなで動く仕事
普段は、どんな役割を担当していますか。
基本的には、チームで動くので固定の役割分けはあまりないです。
海に出て、網を起こして、魚を持ってくる。
自分だけこれをやる、という感じではないです。
その中でも、河岸さんが声を出して全体に合図する場面が多いですよね。
責任者はいなくても、次に動く時に声を出したり、合図を出したりして、
それに合わせてみんなで動きます。
誰か一人だけ先に動けばいい仕事ではなくて、みんなでタイミングを合わせないといけないので。
決まった肩書きがあるというより、自然とリーダーのような役割を担っている。
そうかもしれないですね。
でも基本は、みんなで一緒に動く仕事です。

大変だと思ったことは、あまりない
長く漁師をされていますが、大変だと思うことはありますか。
自分は、あんまり大変だと思ったことはないですね(笑)。
それはすごいですね。では、続けている面白さはどこにありますか。
海が毎日一緒じゃないところですね。
波も違うし、入る魚の種類も違う。
魚がいっぱい入った時は、やっぱり楽しいですよ。
同じ仕事をしているように見えても、その日の海によって全然違います。
毎日同じ作業を繰り返す仕事とは違う。
そうですね。
ずっと同じ作業を繰り返す仕事だったら、自分には合わないと思います。
今日はどうなるんだろう、魚は入っているかな、というのが毎日違う。
だから飽きないですね。

地元で、海を仕事にする
田川漁業で働く理由として、地元で働けることも大きいですか。
そうですね。
もともとこの地域で育って、漁師という仕事も身近にありましたから。
地元で漁師を続けられるというのは大きいと思います。
働く時間も一般的な会社とはかなり違います。
時期によって変わりますけど、夜中から仕事を始めます。
魚や仕事が少なければ早く終わる日もあります。
毎日決まった時間まで働くという感じではないですね。
そういう働き方も河岸さんには合っている。
そうですね。
日中ずっと働きたくない人にはいいんじゃないですか(笑)。
早く終わる日は早く終わりますし。
体を動かすのが好きな人にも合うと思います。
毎日同じ仕事が嫌な人には、面白いと思う
これから田川漁業に入るとしたら、どんな人が向いていると思いますか。
やっぱり体を動かすのが好きな人ですね。
あとは、毎日同じ仕事をするより、違うことがある方が好きな人。
海は毎日違いますから。
最初から漁師経験がなくても大丈夫でしょうか。
大丈夫だと思います。
最初は分からないことがあって当たり前なので。
周りに聞きながら覚えていけばいい。
漁師という仕事に少しでも興味があるなら。
やってみたらいいと思います。
魚がいっぱい入った時はやっぱり面白いですし、毎日同じじゃない。
そういう仕事が好きな人には合うと思いますよ。
